中医学の「腎」は西洋医学の腎臓の働きを含みながら、さらに幅広い作用があるとされています。
腎は泌尿器の働きとともに、生殖器系、性ホルモン、副腎ホルモンなどをはじめとした全身のホルモン系、骨や歯、骨髄(最大の髄は脳)、水分代謝、聴覚(耳)、呼吸の補助、頭髪をコントロールし、生命エネルギーを貯え、人の精神力や精力(性的能力)、活力、免疫力、寿命を支えるエネルギーなどを貯蔵するとされます。
膀胱は尿の排泄と貯蔵を司ります。